新小結大の里が充実の出稽古 苦手の琴桜圧倒、6勝2敗

 大相撲夏場所(12日初日・両国国技館)で新小結の大の里が7日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋へ出稽古し、過去2度の対戦でともに黒星を喫した大関琴桜と8番取って、6勝2敗と圧倒した。勢いを感じさせる内容に「不安な状況で場所を迎えるのは嫌だった。本当にいい稽古になった」と充実感を漂わせた。

 2日の横綱審議委員会による稽古総見でも琴桜に敗れ、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)に出稽古を直訴。この日は二所ノ関一門の連合稽古以外では初めて、他の部屋へ出向いて汗を流した。強烈な出足で琴桜を後ろ向きにさせるなど「いい感覚をつかめたと思う。ここから状態を上げていきたい」と気持ちを高ぶらせた。

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