「カブス３－６パドレス」（６日、シカゴ）

　パドレスのロバート・スアレス投手が抜群の好救援を見せてＭＬＢトップタイの１１セーブ目。ダルビッシュ有投手の１９８勝目を見事にアシストした。

　６点リードの六回に２番手で登板した松井がメジャー初被弾となる２ランを被弾。七回にはデロスサントスがソロを浴び、３点差へと迫られて迎えた八回だ。エストラーダが無死満塁のピンチを招き、１死を奪ったところで守護神・スアレスの投入をベンチは決断。一発出れば大逆転を許す状況の中、炎の好リリーフを見せた。

　ゴメスを空振り三振に仕留めると、ホーナーを遊飛に仕留めてスコアボードにゼロを刻んだ。イニングをまたいだ九回は、１００マイルのストレートを軸にカブス打線を寄せ付けず。トークマンとハップを連続三振に仕留め、最後はモレルを中飛に打ち取った。打者５人連続アウトの離れ業をやってのけ、ダルビッシュに日米通算１９８勝目をプレゼントした。

　阪神でも活躍した右腕はここまで１４試合に登板し防御率は０・５９と抜群の安定感を誇る。そして１１セーブはＭＬＢトップタイの数字だ。昨季は故障の影響もあり、２６試合の登板で防御率４・２３と結果を残せなかったが、ナ・リーグ西地区で首位ドジャースを追いかけるパドレスに欠かせない守護神として君臨している。