人類の言語と文化、月面へ ispaceとユネスコ

 日本の宇宙企業ispace(アイスペース)は7日、今年の冬に打ち上げる予定の月着陸船「レジリエンス」に人類の言語や文化遺産を記録したメモリーディスクを搭載し、月面へ運ぶと発表した。ユネスコの事業で、文化の象徴である言語の多様性を維持する重要性について訴える狙いがある。

 月面へ運ぶのは、ユネスコが米企業と共同で開発した円形の記憶媒体。世界の団結や言語の多様性、文化保護の重要性を示すユネスコ憲章の前文を、英語や日本語など275の言語で記録する。

 月着陸船は米スペースXのロケットで今年10~12月ごろに打ち上げ、25年内に月面へ到着する見通し。月の砂を採取する小型探査車も搭載される。

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