元阪神エース・井川氏の視点「もし僕が村上投手であれば」敗戦の中で悔やまれた場面とは

 5回、右前打を放つ床田(撮影・飯室逸平)
 6回を投げ終え、ベンチに戻る村上。左は熊谷(撮影・中田匡峻)
 5回、堂林の打球を失策する中野(撮影・中田匡峻)
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 「阪神0-2広島」(7日、甲子園球場)

 阪神は守備面でミスが絡んだ失点を喫し、攻撃面では終盤の好機を生かせずに敗れた。その中で、元阪神エースでデイリースポーツ評論家の井川慶氏が、7回5安打2失点自責0で敗れた村上投手について「もし僕が村上投手であれば、悔しいのは床田投手に打たれた場面かな」と振り返った。

 それは1点ビハインドの五回のこと。1死から中野の失策で堂林に出塁され、1死を挟んで2死一塁で投手の床田を迎えた場面だ。力強い直球を交え、厳しく内角も攻めながらも6球粘られて、7球目の緩いカーブを右前に運ばれて一、二塁とされると、続く秋山に適時打を許した。

 「配球としては、カーブという選択もあったので、そこを責めるのは結果論になるかなと。もちろん、強いボールで押し切っても良かったかもしれないですが、それを打たれた可能性もあるので。そこまで粘られていたので、球種を変えてという考えは間違ってなかったと思います。だから自分が村上投手であれば、カーブを打たれたということではなく、投手に打たれた結果、そしてそれが失点につながった結果が悔しいかなと思いますね」

 試合としては、初回にも中野の失策が絡んで失点していた。「もちろん、エラーが出た後だから抑えたいというのも、投手心理としてはあったと思いますが」。失策のあとのピンチは初回に続いて、五回が2度目。そういった意味でも、防ぎたかった状況であり、その上で、そこで投手につながれたことへの悔しさがあるというのが、井川氏の考えだ。

 「ただ、負けはしましたが村上投手のボール自体は良かったと思います。ボールの走りも良くて、コントロールも良かった。切り替えて次の登板に向かっていけばいいと思います」と次の登板に期待を寄せた。

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