ＤｅＮＡの藤井秀悟投手（３５）が１２日、自身の公式ブログでストーカー被害に遭っていることを明かした。被害は巨人時代の１０年から続いているという。本人から事情を聴いた球団は、現段階では「警察に相談するレベルではない」と判断しているが、今後も注視していく方針を示した。

　衝撃の告白だった。藤井が公式ブログに「被害」というタイトルで、自身のストーカー被害を訴えた。

　ブログには「もし僕が女なら確実に警察に届けてるレベル」、「止めてくださいとお願いしても、分かってもらえない」などと苦悩を記し、「マジでヤバイ感じです」と追いつめられた心境を吐露している。

　本人から事情を聴いた球団によると、ストーカーとされるのは巨人時代からの女性ファン。球場の出入りの際や、藤井が個人的に通うトレーニング施設に来訪するなどの行為があるという。また球団や球場には、妄想が交じった、過度な内容のファンレターも届いているという。

　球団としては「実害はないので、警察が動くレベルではない」として、現状で警察に相談するなどの措置は取らない方針。本人からの要請もないという。ただ、「これを機にひどくなるようなことがあれば考えないといけないし、注視していきたい」と今後の推移を見守っていくという。

　藤井のブログ更新数は球界トップクラスでファンも多いだけに、今回の衝撃的な告白への反響は大きかった。ブログには藤井を案ずる内容の１００件を超える書き込みが相次ぎ、ヤフーのトップページでも取り上げられるなど騒動は拡大した。

　藤井は「こんな騒ぎになるとは。びっくりした」と話しているという。