坂本、虎ドラ2北條よオレを超えろ!
阪神からドラフト2位で指名された光星学院の北條史也内野手(3年)が、同校の先輩となる巨人・坂本勇人内野手からエールを送られた。
ジョージア魂賞の表彰式に出席した坂本は、後輩に向けて笑顔で辛口コメントを発した。北條が憧れの選手として名前を挙げていることを伝えられると「同じセ・リーグですし、早く1軍に上がって対戦できたらうれしいですね。でも、僕に憧れる前に、もっと上の選手を目指した方がいいと思います」。
オレを超えろ‐。目指すべきはさらなる高み。大きな期待を寄せるからこその熱いゲキだった。
北條を指導してきた仲井監督は、事あるごとに坂本の話を引き合いに出し、刺激を与えてきた。同じ遊撃手でもあり、北條も自然と巨人の背番号6へとせん望のまなざしを向ける。「消灯後にまで、地面に汗の池ができるまでスイングしていた」「プロへと向かう意識が高く、野球部を引退した後の方が練習量が多かった」。監督の口から伝えられる坂本伝説。それを励みに現在も北の地で練習を積んでいる。
指名あいさつの後には「もっと頑張って、坂本選手以上の選手を目指して頑張っていきたい」と意気込みを語っていた北條。先輩からの言葉を胸に、同じプロの舞台へと飛び込んでいく。