ノムさん「マー君最低」侍に“ボヤキ”

 日体大は4日、ヤクルト、阪神、楽天などで監督を務めた野村克也氏(77)が、4月1日付で客員教授に就任することを発表した。任期は1年。都内の同大で就任会見に臨んだ野村氏は、WBC日本代表の戦いぶりについても言及し「イライラする」とバッサリ。十八番のぼやき節をサク裂させた。

 やはり黙ってはいられなかった。和やかに進んだ客員教授就任会見後、侍ジャパンについての質問が飛んだ瞬間、ノムさんの目が鋭く光った。

 「正直、イライラして見てますよ。イライラしません?危ない試合ばかり。優位に進められた試合を、2試合とも苦戦でしょ?スムーズに安心して見られるような野球をやってくれないかな」。連勝スタートへの評価ではなく、内容への不満だった。

 それまではご機嫌だった。「教授という慣れない肩書で恐縮している。精いっぱいやらせていただきたい」とあいさつ。日体大の研究員で、ロンドン五輪体操女子日本代表の田中理恵から花束を贈呈されると「ビックリした。こんな美人に…今日はいい一日」と、相好を崩していたのだが…。

 ぼやきの矛先は、楽天時代のまな弟子・マー君にも。わずか23球で降板したブラジル戦の投球を「最低じゃん」と酷評。「あいつはいつも春先悪いんだよ。自分だったら?まず、マー君を第1戦に先発させない。ブルペンで見たらわかるやろ」と止まらなかった。

 教授としての初仕事は、4月8日の新入生への講演になる。就任の抱負として「考え方のエキスを注入するのが、指導者としての大きな役割」と指導者論を熱く語っていた野村氏。侍ジャパンのもどかしい戦いぶりが、ぼやきを増幅させているようだった。

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