原監督怒った 3球三振の村田を懲罰交代
「交流戦、巨人5‐5オリックス」(26日、東京ド)
あっさりと2球見逃して追い込まれ、高めのつり球にバットは空を斬った。3球三振。初回、逆転してなお2死一、二塁の場面で、巨人・村田の打撃はあまりにも淡泊だった。二回が始まる前、アナウンスが告げられた。「7番・村田に代わりまして…」。指揮官が枢軸の1人に挙げるレギュラーが、打線から消えた。
初回の守りでは三塁手前への打球にバウンドが合わず、失策。相手の先制点につながる走者を許していた。その裏に回ってきた挽回の打席で簡単に倒れ、原監督は懲罰交代を決めた。試合後、交代について「今日に関しては心技体ともに準備できていないとの判断で、そういう用兵になった。準備不足」と説明した。
試合は第3捕手の井野、先発の沢村、中継ぎでは青木しか残らぬ総力戦の末、延長12回引き分け。序盤での主力の“準備不足”による交代は、少なからずさい配に影を落とした。川相ヘッドは「ミスは誰にでもある。でも、挽回の機会で『取り返してやるんだ』という強い気迫が、監督には見えなかったということ僕らもそう」と話した。
今季チーム最長4時間45分の熱戦。その輪に入れず、村田は試合後、選手では誰よりも早く球場を出た。「(監督からは)何も言われてないです」。悔しさを短い言葉に込めた。己を顧み、荒々しさを取り戻さなくてはいけない。
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