キヨシ悔し…G戦ビジターついに16連敗
「巨人12‐7DeNA」(5日、東京ド)
屈辱以外の何でもなかった。19安打12失点の惨敗。DeNA・中畑監督は「初めて会見拒否していいか?コメント、いらないんじゃない?」。悔しさを前面に、会見場に現れた。
不名誉な記録は、更新された。東京ドームでは横浜時代の11年10月6日から12連敗。地方球場も含めたビジターでの巨人戦は2分けを挟んで16連敗と膨らんだ。新球団DeNAになってからも中畑監督にとっても未勝利。それでも「そんなこと、忘れていたよ、バカヤロー」とまくし立てた。
敗因は大量失点だった。来日初先発のコーコランは3回を2被弾4失点。2番手田中が満塁弾を浴び、3番手吉川は2本塁打を許す。花火師と化した3人が五回までに5被弾11失点。「中継ぎ陣はウチの課題。去年は機能してくれたけど、今年は機能した部分を見せていない」と分析した。
厳しさも見せた。主将石川を「スキを見せた姿があった」という理由で途中交代させた。「きょうはぐうの音も出なかった。あしたはこの野球の逆を見せたいよ」と、戦う姿勢を持つ者による逆襲を誓う。「今度こそやってやる」。かすれた声で、連敗ストップを誓った。