「阪神６‐２中日」（９日、沖セル）

　中日にとって初の沖縄県での公式戦は、４５００敗目で幕を閉じた。先発が打たれ、打線も打ち崩せそうで打ち崩せない。今季を象徴するような敗戦で借金はついに今季ワーストの１２。２００１年以来１２年ぶりの屈辱で順位も５日ぶりに４位に転落した。

　初回で試合は決まった。先発２度目の田島が初回に５連打を浴びて３失点。二回から四回は無失点だっただけに、悔いが残る。今中投手コーチは「（出場選手登録を）抹消する。次のチャンスは与えない」と２軍降格させる方針を明かした。

　中継ぎから先発に転向した田島の抹消となり、新たな先発候補は誰なのか。今中コーチは「浅尾が戻ってきたら」と前置きしつつ「岡田もある」と、４０試合登板でリーグトップの登板数を誇る中継ぎ左腕の配置転換プランを示した。