キヨシ監督ミス悔し4・29以来の最下位
「阪神3‐2DeNA」(12日、甲子園)
わずか1点の差が、大きくのしかかった。ピンチをしのぐDeNA投手陣に、攻撃陣が呼応できずに敗戦。数分後、ヤクルト勝利の一報が舞い込んだ。前日11日は勝てば3位だったが敗戦。そしてこの日の敗戦で、4月29日以来の最下位に転落した。
「勝負だからしようがない。負ければそういうことになる」。中畑監督は最下位を受け止めた上で、敗因を分析した。
六回1死一、二塁から中村の中前に落ちた一打は、中堅から三塁へ渡り、記録は中ゴロ。七回無死一塁から高城のバントは捕ゴロ併殺打になった。指揮官は「ミスをすれば勝ちゲームをつくれないということ」と吐き捨てるように話した。
収穫は先発コーコランが好投したこと。「ウチには上しかない。諦めない野球をやり続けて、CSに行きたい」。最下位とはいえ、まだ小差。上だけを見る。