尽誠8強!中山“桑田カーブ”で好救援
「高校野球・香川大会3回戦、尽誠学園4‐3観音寺中央」(19日、レクザム)
香川では春の四国王者・尽誠学園が、1点差の辛勝で観音寺中央を下し8強入り。四回から2番手で登板した2年生右腕・中山清治投手が、6回4安打無失点の好救援でチームの危機を救った。
先発のエース・土肥が3回3失点で降板。思わぬ誤算だったが、ロングリリーフを任された背番号「10」が相手打線の勢いを食い止めた。光ったのが縦に大きく割れる90キロ台のカーブ。巨人時代の桑田真澄氏(現野球評論家)の投球を動画サイトを見て研究。腕の振りや球の軌道を参考に、「このカーブを打たれたら気に食わない」と言えるまで磨きをかけた自慢の球だ。
3年生の土肥、武田の“2枚看板”を故障で欠いた四国大会では背番号「1」をつけて好投。それまで3番手扱いだったが、優勝に大きく貢献したことで自信をつけた。
6年ぶりの甲子園出場へ一歩前進した。「次もいい準備をして、自分のピッチングをしたい」。2年生右腕の“桑田カーブ”が、チームの進撃を支える。