ソフトB、城島氏に今オフ入閣要請へ
ソフトバンクがOBで米大リーグ・マリナーズ、阪神でもプレーした城島健司氏(37)に、早ければ今オフにも入閣を要請する可能性が出てきた。21日、小林至・海外兼中長期戦略部担当部長が、近いうちに城島氏と“会談”の場を持ちたい意向を明かした。
小林部長は「OBとの縁は大切にしたい、というのがうちの一貫したスタンス」と強調。これまでも移籍、戦力外などで球団を離れた選手に対して、引退後にチームのコーチ、スタッフや球団職員などのポストを用意して“古巣”復帰を後押しした前例がある。
こうした経緯もふまえて、小林部長は「城島氏は球界の大切な人材」とオファーを出す用意があることを示唆。現在は球界を離れた立場だけに慎重ながらも、チームに必要な存在として「将来的なことをどう考えておられるか、近いうちにお話をうかがう機会をいただければ」と話した。
城島氏は昨年9月の引退会見で、指導者に興味があるかと問われて「今は何にも考えていないです。4、5年はやらないと思います」と答えている。今オフの復帰は不透明ながら、実現すればチームにとって大きな“補強”となる。
王前監督のもと、ホークスの黄金期を支え、日本人捕手として初めてメジャーでプレーし、阪神に新風を吹き込んだ扇の要の動向が注目されそうだ。