被災地開催に楽天・嶋「幸せでした」

 「オールスター・第3戦、全パ3-1全セ」(22日、いわき)

 東日本大震災から2年。仙台、盛岡に続いて3回目の被災地開催となった球宴で、東北を本拠地とする楽天の選手たちは、それぞれの思いを胸に試合に臨んだ。

 昨年までチームの選手会長を務めた嶋は「満員の中でできて幸せでした。見てる人がどう感じるかだけど、いい環境でやらせてもらった」と充実の表情。試合前には「これが野球選手というのを見せたい」と語ったように、二回2死で迎えた第1打席で、右前打を放って球場を沸かせた。

 この試合は出番のなかった田中は、グラウンド外で貢献した。自身と前田健、坂本が発起人を務めた「88年会」で、福島県内の少年野球チームに所属する児童30人を招待。前田健は「こういう機会にプロのプレーするところを見せられるのはいいこと」と打ち明けた。

 田中は「球場を見渡すと(多くの人が)楽しみにしていたんだろうなと思います」と話した。復興はまだ道半ば。だがこの夜は、選手の全力プレーがいわきの球場に笑顔の花を咲かせた。

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