東海大甲府が敗退…渡辺痛恨エラー号泣
「高校野球・山名市大会準決勝、日本航空9‐7東海大甲府」(26日、小瀬)
東海大甲府が逆転負けで2年連続の夏切符を逃した。今秋ドラフト上位候補の渡辺諒内野手(3年)は、2犠飛で2打点を挙げたが、七回に犯した失策が大量失点につながり号泣。同点の場面で緊急救援した直後には、暴投で決勝点を許した。
「最後は自分のエラーで負けてしまって、本当にチームに申し訳ない。(昨夏の)甲子園と同じような送球ミスをしてしまった」。泣きじゃくり、自分を責めた。
それでも高校通算38発を誇るNo.1遊撃手への注目度は高い。この日は8球団のスカウトが訪れ、阪神・中村勝広GM(64)も視察。「強打の好素材。肩もいいし、スター性というか雰囲気を持ち合わせている」と評価した。渡辺は進路について「進学かプロかは決まってない。これからしっかり相談したい」とし「もっと練習して成長したい」と、苦い最後の夏を糧にすることを誓った。