「ＤｅＮＡ７‐８中日」（３日、横浜）

　ＤｅＮＡはあと１点が届かなかった。４連勝の後、４連敗。勝てばＡクラス復帰のはずが敗れて５位のまま。中畑監督は「必ず来る波。ウチは押し返す力をつけているはず。苦しいが、ここを乗り越えて、やってきた野球をやり続けたい」と唇をかんだ。

　「あそこで１点でも入っていれば」と悔やんだのは、３点を追う七回の攻撃。代打宮崎、石川、梶谷の３連打で無死満塁として主軸につなぐが、モーガンが捕邪飛、ブランコが三振、中村が中飛に倒れ、絶好の反撃機を逸した。

　収穫はスタメンに抜てきした梶谷。九回に岩瀬から２ランを放つなど、４安打、準サイクル。「チームを引っ張って、いける雰囲気を作ってくれた」と評価した。点を取る手応えはある。「明日も同じメンバーで守りきる。守りきる野球を前面にやりたい」。連敗脱出へ、攻守をかみ合わせる。