仙台育英vs浦学!いきなり“王者対決”

 「全国高校野球」(8日開幕、甲子園)

 組み合わせ抽選会が5日、大阪市内で行われ、今春センバツ優勝の浦和学院(埼玉)は、第3日第4試合で昨秋神宮大会優勝の仙台育英(宮城)と、対戦することが決まった。史上8校目の春夏連覇へ向け、初戦からいきなりの“王者対決”となった。

 どよめく場内とは対照的に、浦和学院ナインは冷静に抽選結果を受け止めた。「みんなで『当たる気がするな』という話はしていた。逆に強いところの方が気が引き締まる」。センバツ優勝左腕の小島(おじま)和哉投手(2年)は、仙台育英との初戦を歓迎した。

 初優勝したセンバツ以来、チームは公式戦21連勝中。自身も埼玉大会準々決勝で完全試合を達成するなど、6試合50回で3失点と安定感は抜群。強気な内角攻めを軸とした投球に磨きがかかった。森士(おさむ)監督(49)も「埼玉大会で50イニング投げても、疲労や痛めているとかは一切ない」と、太鼓判を押す。

 個人的にも、注目の対決が待っている。仙台育英の主砲・上林は、今秋ドラフト上位候補の強打者。エースと4番の勝負が、試合の流れを左右することは間違いないが「楽しみです。注目されているバッターとやりたいのはあった」と、重圧とは無縁の様子で話した。

 仙台育英が警戒すべき相手なのは間違いない。これまでに対戦はなく、森監督は「秋の時点では頭ひとつ抜けていた。非常に強い学校と当たったなという感じ」と、率直な心境を明かした。

 それでも今の王者は自分たちだ。小島は「攻め方は内緒だけど、自分のピッチングができればいい」と、泰然自若を貫いた。春夏連覇の挑戦権がある唯一の存在。大一番を勝って、最高のはずみをつける。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス