GドローでM33も原監督は沢村に怒り
「巨人7‐7DeNA」(15日、東京ド)
巨人は4時間53分の激闘の末、総力を結集してつかみ取ったドロー。優勝マジックはひとつ減って33となり、Vロードを一歩前進した。だが、手放しでは喜べない。原監督は大量援護を受けながら約2カ月ぶりの白星を逃した沢村について「七回は骨の髄から汗が出るくらい、がんばって欲しかったけど、防げなかったね」と首をひねった。
期待が大きいだけに、ふがいない姿が許せなかった。1点リードの七回、沢村が梶谷に2打席連発となる逆転2ランを被弾。続くモーガンに初球をファウルされると、原監督がベンチを飛び出した。鬼の形相でマウンドへ詰め寄ると、沢村を一喝。沢村は表情を引きつらせ、異様な空気にドーム内が騒然となった。
指揮官の我慢は限界に達していた。三回に4点の先制点をもらいながら、五回に石川と梶谷に連続被弾を許し、リードを吐き出した。そして、再び勝ち越した直後の七回も…。6月21日以来、白星から遠ざかる右腕に何とか5勝目を授けようと続投させる“親心”も実らず。心中は穏やかではなかった。
一喝の内容について、指揮官は「叱咤(しった)激励ですね」とひと言でまとめた。防御率は2点台と安定しながら、勝負弱さと勝ち運のなさでいまだ4勝。沢村は「あれだけ点を取ってもらいながら乗り切れないのは、僕の力不足」と、落胆の色を隠せなかった。
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