樟南無念…“トンネル”が決勝点に

 「全国高校野球・2回戦、前橋育英1-0樟南」(16日、甲子園)

 樟南(鹿児島)はエース・山下の力投に報いることができなかった。五回2死三塁のピンチで島田貴仁二塁手(3年)が正面のゴロをトンネル。痛恨の失策が試合を決める1点となってしまった。「5メートルほど前で少しはねて、バウンドを合わせ損なった。弱さが出てしまった」と島田は悔し涙を流した。

 打線は前橋育英のエース・高橋光を攻略できず5安打完封負け。山之口和也監督(46)は「相手の力が上だった」と話した。五回1死一、三塁の好機では1番・池田がスクイズ失敗。鹿児島大会6試合で33犠打を記録した“お家芸”のバントが、大事な場面で決まらなかった。

 それでも悔いはない。最後まであきらめず戦った。「エラーをしたけど、甲子園で楽しくプレーができた」。涙が乾くと、島田は誇らしげな笑みを浮かべていた。

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