De故障者続出 藤井17球、林も緊急降板

 「DeNA2‐8巨人」(24日、横浜)

 まさに、踏んだり蹴ったりの一日だった。一回に藤井が17球で降板するなど、故障者が続出。劣勢を覆せずに完敗した。DeNAとしては初となる巨人戦のカード勝ち越しはお預け。中畑監督は「藤井のマウンドが短かったね…」とアクシデントに表情を曇らせた。

 DeNAベンチに重苦しい空気が充満した。試合前、前夜に決勝本塁打を放った中村が背中の張りを訴え、スタメンから外れた。さらに一回、先発の藤井が左肘の違和感を訴え、わずか17球で降板。小林寛が緊急登板したが、四回に坂本に3ランを被弾した。苦しい展開となり、九回には中継ぎ左腕の林も、背中の張りで降板した。

 3選手とも重傷ではなかったが、超満員で埋まったスタンドの期待に応えられず。指揮官は「3ランがポイントになった。抑えられるバッターで、勢いをつけてしまった」と、不振の坂本に浴びた一発を悔やんだ。

 25日、再びカード勝ち越しを目指す。指揮官は「ブランコに一発も出たし、打線に期待はある。楽しみな一戦」と、気持ちを奮い立たせた。

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