京産大・岩橋が完封「プロへの道に」
「関西六大学野球、京産大3‐0神院大」(31日、皇子山)
開幕戦を行い、3季連続優勝を狙う京産大が神院大に完封で先勝した。プロ注目の左腕・岩橋慶侍投手(4年・京都すばる)が8回を4安打無失点で、歴代8位タイの大学通算27勝目。大商大‐龍谷大は延長十二回に入った時点で3時間を超えたため、連盟規定により1死満塁のタイブレークを行い、大商大が2点を奪って辛勝した。
エース・岩橋は八回終了時に左足のけいれんで降板したが、最速139キロの直球を武器に無失点に抑えた。「序盤はストレートが高めに抜けたが、後半で修正できた」と振り返った。秋のドラフトへ向けてプロ志望届を提出する予定で「勝利を追求すればプロへの道につながる」ときっぱり。11球団が視察し、巨人・渡辺スカウトは「ストレートだけでなくスライダーもいい」と評価した。