ハム吉川無念…自責0降板、失策に泣く
「ロッテ4-3日本ハム」(1日、QVC)
抑えられる自信があったからこそ、続投を志願した。しかし、球数は121球に達し、首脳陣は交代を指示。日本ハムの左腕エース、吉川は同点の七回を投げ終え、無念の降板となった。
初回から飛ばした。最速は149キロを記録するなど、四回までは危なげない投球を披露した。3点リードの五回には2死満塁のピンチを招くも、荻野貴を平凡な三塁へのゴロに仕留めてチェンジとなるはずが、小谷野が適時失策。続く井口に2点適時二塁打を許した。
「エラーは仕方がない。それをカバーできなかったことが悔しい」。昨年のリーグMVPはそう言ってうなだれた。今季は7勝11敗と黒星が先行し、7月から8月にかけて6連敗。9月初登板は並々ならぬ意欲を持って登板した。しかし、結果は7回5安打3失点、自責0での降板。栗山監督も「抜群の出来だった。勝たせてやりたかった」と唇をかんだ。