大阪桐蔭・森Wヘッダーで4安打6打点

 「18U・W杯・1次ラウンドA組、メキシコ0-11日本」

 「18U・W杯・1次ラウンドA組、日本7-0ベネズエラ」(2日、斗六)

 存在感が違う。ダブルヘッダーで計4安打6打点の強打。2試合連続完封に導いた好リード。ともに「3番・捕手」で出場し、見事に勝利を呼び込んだ森友哉(大阪桐蔭)は、「すごく厳しい戦いでしたが、2試合とも勝てて、安心しています」とほおを緩ませた。

 1試合目のメキシコ戦では、初回にモヤモヤを吹き飛ばした。1死二、三塁で先制の左前適時打。今大会初の「H」ランプをともすと、4点リードの六回2死一、三塁では左越え2点三塁打で追加点をたたき出す。初戦の台湾戦では2打数無安打。やっと飛び出した快打に「自分の打撃ができたかな」と納得顔だ。

 2試合目のベネズエラ戦も、勢いは止まらない。初回に先制の右犠飛。チームに勢いをつけると、五回にも左翼線への適時二塁打。さらに七回には左中間への適時二塁打を放った。「打撃は少しずつ調子が上がっている」と手応えを深めつつ、第2打席の犠打失敗に「個人としてスキがある」と反省を忘れない。

 経験を無駄にはしないと決めている。昨年大会は、疲労が蓄積した中盤以降に本来の動きができなかった。今大会は「湯船につかったり、去年できなかったことをやっていきたい」と明かした。雨天中止が続いた開幕前から、自由時間にたっぷり睡眠をとるなど、コンディショニングへの意識は極めて高い。

 日米スカウトの前で、卓越した打撃をあらためて披露した。阪神・畑山スカウトは「(1試合目は)厳しい球ばかりだった中、我慢して四球を選んで強引にいかないのもいい」と目を細めた。「これだけいいチームと試合できているのがすごく楽しい。1位通過で決勝ラウンドにいきたい」と森友。昨年つかみ損ねた世界一を、今度は逃しはしない。

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