森友が大勝劇演出 昨年の藤浪がヒント
「18U W杯・2次ラウンド、日本10-0韓国」(5日、台中)
2次ラウンド初戦で、日本が韓国を圧倒。12安打10点の猛攻で、七回コールド勝ちした。森友哉捕手(3年・大阪桐蔭)は好リード&5試合連続打点の先制犠飛で存在感を示した。6日にはキューバと対戦する。
森友の経験が、大勝劇を演出した。藤浪が2失点で完投勝ちした昨年大会の韓国戦の記憶をたどり「スピード系のボールを捉えられていなかった。速球派がいいのでは」と、先発について西谷監督に進言。前半は松井を直球中心のリードで引っ張った。
慣れない投手陣をリードし、主将としてもチームをまとめる。大会中盤となり、疲労は隠せない。第2打席の空振り三振には「(守備の負担がない)DHやったらね」と、思わず本音をもらした。それでも、初回1死三塁からは先制の中犠飛。5試合連続打点で打線に火をつけ、12安打10得点の大勝を呼び込んだ。
今年のチームには「おとなしいけど、試合に入ると盛り上がる。強いです」と太鼓判を押す。初優勝への再挑戦。また一つ階段を上り「決勝とメダルにリーチがかかった。死に物狂いでいきたい」と気合を入れた。