仙さんウハウハ!楽天M3減り「15」
「ロッテ0-7楽天」(11日、QVC)
歓喜を呼ぶ美しい放物線。3ラン2発で敵地の夢を打ち砕いた。楽天・ジョーンズ、マギーのMJ砲が今季7度目のアベック弾。優勝マジックは一気に3つ減り、15となった。首位攻防で快勝し、星野監督も「3ラン2発が効いたな」とうなずいた。
先制パンチを見舞ったのはジョーンズだ。一回、左中間席へ3戦連発となる23号3ラン。すると、三回はマギー。こちらも左翼席へ特大の25号3ランを放ち、試合の大勢を決定づけた。
精神的支柱としてもチームを引っ張る優良助っ人コンビ。マギーは大量リードの九回にお役ご免となったが、退いた後もイニング間に左翼手・島内とキャッチボールを行うなど、フォア・ザ・チームに徹した。ジョーンズも「まだ長い旅を続けている。気を抜くことなく、目の前の試合をクリアしたい」と、浮かれた様子を見せなかった。
昨季は両リーグ最少の52本塁打。課題を解消させるために獲得した両大砲が活躍し、観戦に訪れた三木谷オーナーも笑いが止まらない。「何も言うことはない。素晴らしい」。悲願の初優勝へ大きく前進した。