李大浩オリックス残留濃厚、本人が熱望
オリックスの李大浩内野手(31)の来季残留が濃厚となっていることが21日、分かった。今季で2年契約が満了するため、阪神など複数の球団が獲得に向けた調査を進めているが、本人は強く残留を希望。すでに球団と交渉を重ねており、シーズン終了を待たずに合意に達する可能性がある。
「まだ子供が1歳と小さいし、環境を変えるのは大変。慣れ親しんだ場所で1年でも長くプレーがしたいと、強く残留を希望している」と球団関係者。今季年俸2億5000万円から増額した複数年契約となる見込みで、球団は3年以上、総額10億円を超える大型契約も辞さない構えだ。
李大浩は今季、ここまで全128試合に4番で出場して打率・307の23本塁打、83打点と勝負強い打撃を発揮している。この日も23号2ランに逆転2点打を放つなど3安打5打点の活躍で、チームを8月13日以来となる5位に押し上げた。
来日1年目の昨季も全試合に出場して91打点で打点王を獲得(打率・286、24本塁打)。チームは2年連続で下位に低迷しているが、「優勝できるチームに移籍したいというより、自分の力でチームを優勝させるんだというタイプ」(球団関係者)。オリックス本社が50周年を迎える来季、最強助っ人がチームをけん引する。