大商大42季ぶり優勝!富山監督が再建

 「関西六大学野球、大商大5‐0京産大」(15日、南港中央)

 3回戦を行い、昨季2位の大商大が2勝1敗とし、今季10勝3敗勝ち点5で1992年秋以来、42季ぶり11度目(旧リーグ含む)の優勝を果たした。エース・近藤大亮(4年・浪速)が6安打完封で開幕から無傷の5連勝。大商大は明治神宮野球大会出場をかけ、11月2日開幕の関西地区大学野球選手権大会(南港中央)に出場する。

 就任4年目の富山陽一監督(48)が、ナインの手で胴上げされた。佐伯貴弘(元中日)、谷佳知(巨人)がいた1992年秋以来の優勝。最近10年20季で最下位9度と低迷するチームを再建した。

 初回の先制適時打など3打数2安打2打点の4番・桂依央利(いおり)捕手(4年・太成学院大高)は「よく叱られたが成長させてくれた」と感謝した。

 現4年生の入学と同時に富山監督が就任。グラウンドのゴミ拾い、靴をそろえることなど私生活から厳しく指導された。「1年のころは試合翌日も新聞で成績を確認しようとしなかった」(富山監督)という桂が、試合のない日も配球の研究をするなどリード面で成長。ドラフト候補の捕手になった。打撃も昨季は首位打者。今季も48打数19安打8打点、打率・396で、15日時点の打率は暫定1位。

 阪神、中日、楽天が視察。3人体制の阪神・畑山スカウトは「送球は春から成長した。プロでも7番くらいは打てる」と話した。

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