キヨシ命名 若手軸「ウナギ登り打線」
「DeNA秋季キャンプ」(9日、奄美大島)
DeNAの中畑清監督(59)が9日、平均26・1歳の若手打線を理想とする考えを明かした。キャンプ5日目のこの日、指揮官は若手の成長に期待。隣接する小川で入来祐作用具担当(41)がウナギ捕りに励むことにちなんで『ウナギ登り打線』と命名だ。
「石川、白崎の二遊間、ショートは山崎もいい。レフト梶谷、センター荒波、ライト(松本)啓二朗が、いいね。キャッチャーは黒羽根。どっしりこのメンバーでいけたら」
連日8時間超の猛練習をこなす若手に、目を細めた。自覚を促す意味で今キャンプから外した筒香に対しても「本人と話したよ。モチベーションを持ってくれてると思う」と期待をかける。ブランコを除けばオール20代。平均26・1歳ヤング打線の完成だ。
今キャンプは練習前の入来氏の釣果確認が憩いの時間。この日は初めて本命の巨大ウナギの魚影を確認したが捕獲とはならなかった。「ウナギ登り?いいね。カニは横ばい?そうだな」とニヤリ。「あと1週間、ウナギを捕れ」と厳命した。
「ベテランのノリ、金城、多村が代打に回るくらいになれば強くなる」。ウナギ登り打線が実現するくらい若手の底上げができれば、リーグ屈指の強力打線となる。