ソフトが中田賢に先発手形&4年6億

 高級フレンチでお・も・て・な・し!ソフトバンクは、フリーエージェント(FA)宣言をした選手との交渉が解禁された15日、中日からFAとなった中田賢一投手(31)との交渉を名古屋市内のホテルで行った。「先発手形」とともに4年総額最大6億円の超大型契約を提示。北九州市出身の右腕の心を大いに揺さぶった。

 テーブルの上には中田が求める「先発手形」とともに、毛ガニやアワビ、フカヒレといった高級食材がずらり。名古屋市内を一望できるホテル最上階(31階)のレストランで、ソフトバンクが本物の恋人を口説くかのような熱烈アプローチを送った。

 八幡高(北九州市)時代から中田を知る小川一夫編成・育成部長(59)は「進学校出身で頭脳明晰(めいせき)。野球に対する努力もでき、誰に対しても正対して話ができる。本当に素晴らしい人間です」とべた褒め。会食中は地元福岡の居住環境に関する話で盛り上がったようで、好感触を得たようだ。

 もちろん、用意したのは先発手形に高級フレンチだけではない。交渉条件には4年の長期契約と変動制の成果報酬型とされる総額最大6億円(出来高を含む)の大型契約も提示した。小川編成・育成部長は「条件はどこにも負けない数字。気持ちを表に出したマウンドスタイルは、チームが日本一になるために必要な投手。ぜひ、ウチに来てほしい」とあらためてラブコールを送った。

 交渉解禁日の即アタックで最大限の誠意を示すとともに、可能な限りのおもてなしを実行することで球団の熱意を伝えた。「来てくれると信じてます」。同席した小林至海外兼中長期戦略部長も確かな手応えを感じていた。

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