De入団久保、感謝は「優勝してから」
DeNAは3日、横浜市内の球団事務所で阪神からFA宣言した久保康友投手(33)の入団会見を行った。「柱としてやってくれと言われて、意気に感じた。優勝に貢献できるように頑張りたい」と晴れ晴れとした表情を浮かべた。
阪神はもちろん、チームメート、家族からも残留を求められた。悩み抜いて選んだ道は移籍。「自分を一番必要としてくれた。チームを変えてくれと言われてグラッときた」と決断理由を明かした。
11月22日には中畑監督から電話でラブコールを受けた。それが決め手かと問われ「そういうことにしておきます」とニヤリ。「(DeNAで)初めて2桁勝利する投手になってくれと言われた」と振り返った。
来年は古巣との直接対決がある。「タイガースには感謝の気持ちしかない。選手なので、ピッチングで見せたい。恩返しの仕方はこれしかない」。最高の投球で、古巣に立ちはだかる思いだ。
「来てくれてありがとうと言ってもらうけど、本当にありがとうと言われるのは優勝して初めて。こいつを中心に回ったから優勝したと言われるのがうれしいし、僕の価値になる」
勝負はこれから。タテジマの色を白から青に変え、久保が新たな挑戦の一歩を踏み出す。