ソフトバンクは７日、日本ハム、中日からそれぞれ国内フリーエージェント（ＦＡ）宣言した鶴岡慎也捕手（３２）と中田賢一投手（３１）の入団発表を行い、２人は福岡市内のホテルで入団会見に臨んだ。

　鹿児島県出身の鶴岡は「いつかこのユニホームを着たいと思っていた。まずは競争に勝って、日本一を目指すチームの勝利に貢献したい」としみじみとした表情で語った。年俸変動制の４年契約で、総額で２・５億～５億円プラス出来高払い。背番号は８に決まった。

　北九州市出身の中田は「（故郷に）帰ってきたなと（いう思い）。投手陣の層が厚いので、まずは開幕ローテ入りを目指す」と抱負を口にした。こちらも年俸変動制の４年契約で、総額で３億～６億円プラス出来高払い。背番号は１１となった。

　会見に同席した秋山監督は「鶴岡君は３２歳で、中田君は３１歳。一番波に乗って充実したときに来てくれた。うれしい限り。二人とも遠慮せず、自分の持っているものを出してほしい」と語り、２０１１年以来の日本一奪還へ思いをはせた。