キヨシ自腹で50万 伊豆大島で用具寄贈
DeNAの中畑清監督(59)が8日、元巨人の槙原寛己氏と10月の台風26号による土石流で甚大な被害を受けた伊豆大島を慰問した。午前中に被災現場を訪れて絶句。午後からは少年少女4チーム86人を相手に野球教室を行った。
自宅が全壊した少年たちも参加していた。「いまだに手つかずの状態のところもあった。風化させてはいけないし、復興のための足がかりになってくれれば。子どもたちが元気にあいさつしてくれてうれしかった」と振り返った。
野球教室では野球用具計50万円分を自腹で寄贈し、サプライズも用意。中畑監督、槙原氏対チーム代表者の勝負を開催。投手・槙原から安打を放った1人と、打者・中畑を抑えた2人を公式戦に招待することを約束した。
自身を投ゴロに打ち取った左腕投手が少女だと判明すると「女の子だったと聞いてショックだったよ」。最後に「少しでもいい経験になってくれれば」とあいさつ。「気合を入れすぎてあいさつしながら屁(へ)が3発でちゃった」と苦笑した。