楽天・鉄平とオリ後藤のトレード合意
楽天・鉄平外野手(30)と、オリックス・後藤光尊内野手(35)の1対1の交換トレードが、両球団で合意に達したことが18日、わかった。19日に正式発表される。内野手不足に悩む楽天と、好打者を探していたオリックスの思惑が一致した。
2009年に打率・327で首位打者を獲得した鉄平だが、11年以降、成績が振るわなかった。今季は岡島、枡田、島内と外野手の若手が台頭し、出場機会も減少。54試合出場、打率・240にとどまった。一方で昨年、今年と選手会長を務め、精神的にチームを支えていた。
後藤は11年に打率・312をマークしたが、ここ2年間は低迷。今季は69試合出場で、打率・243だった。11年から4年契約を結んでおり、あと1年、契約年数を残しての移籍となる。
球団初のリーグ優勝、日本一を果たした楽天だが、FA戦線では調査していた片岡や大竹の獲得に失敗。二遊間には藤田、松井稼がいるが控えが不足している。さらに優勝に貢献したマギーも残留が厳しく、内野手が特に手薄な状況だった。
「常に競争」というのが星野監督のモットー。守備も打撃も経験豊富な後藤が内野手争いに加わることで、チーム力アップが期待される。