今秋1位候補、早大・有原始動に9球団
今秋のドラフト1位候補の早大・有原航平投手(3年・広陵)が5日、西東京市の同大グラウンドでチームの今年初練習に参加。156キロ右腕の始動に阪神、巨人など9球団のスカウトが集結した。
早大の練習始めに訪れた球団数では、10年の斎藤佑(日本ハム)、大石(西武)、福井(広島)のドラ1トリオ在籍時に並ぶ。187センチの長身から投げ込む直球に加え、昨秋は最優秀防御率に輝くなど安定感を増した有原。阪神の平塚スカウトが「ずっと見ていく?それはそうでしょ」と徹底マークを明かせば、巨人・榑松スカウトも「大学生の目玉」と、評価は揺るぎない。
この日の有原は、投球練習はせず。ポール間走などで3時間、汗を流した。今後は課題のスタミナ強化へ、投げ込み量を増やす計画だ。昨年末には母校・広陵のOB会で、広島・野村らに激励され「1位という評価をしてもらえるように、今まで以上に結果を残さないと」と、決意を新たにした。目標の年間10勝と優勝、1位でのプロ入りを見据える。