De三浦怒りの“おっさんローテ”構想
DeNAのエース三浦大輔投手(40)が中畑清監督(60)にかみつく“おっさんローテ構想”を披露した。9日、神奈川県厚木市で自主トレを公開。昨年末、若手ローテ構想を掲げた中畑監督発言に反発。高橋尚成(38)、藤井秀悟(36)、久保康友(33)各投手の名前を挙げて「おっさん連中で」ローテーション乗っ取りを予告した。
普段は温厚な“ハマの番長”も、怒りは収まっていなかった。「久保も尚成もオレの年齢に近い。藤井も含めて、若いヤツからローテを取ってしまえばいい。おっさん連中でね」とぶち上げた。
発端は昨年末の中畑監督の発言。「三浦?藤井?入っていないよ」と若手中心のローテ構想を掲げたことに「“怒”って書いておいて」と猛反発した。この日は「大輔が怒ってくれれば思うツボ」とさらなるキヨシ発言を伝え聞いた。
「オレはずっと燃えている。火を付けるなら若いヤツにしてくれ。(若手に)いいピッチャーはいる。今年こそ“何とかせえよ”と思う。やらないならやりますよ。オレがやる」
若手先発投手が伸びてこない。だからこそ孤軍奮闘し続けてきた。納得できない思いが当然あった。
「引退するまでにもう一度優勝したい。規定投球回数を投げる投手があと2、3人出ないと。若手にも日本シリーズの緊張感を経験してもらいたい」。切実な願いを口にした。
目標へ、若手の成長は不可欠。おっさん対若手の競争図式で、ひと皮むける選手が出ればいい。「一選手として負けない。勝負してローテの椅子をもぎ取ります」。越えるもんなら越えてみろ!“おっさん”が若手にとって高いハードルになる。