二岡から阪神・福原へ「長く現役で」
昨年限りで日本ハムを退団した二岡智宏内野手(37)が9日、千葉・鎌ケ谷市内の2軍施設で引退会見を行い、小、中、高の同窓で同い年の阪神・福原に「1年でも長く現役でやってもらいたい」とエールを送った。
巨人、日本ハムで15年間の現役生活を振り返り「完全燃焼できた」と言い切った。前日8日には、幼なじみに引退を電話で伝えた。その際に「頑張ってくれ」と、現役を続ける同級生を激励した。
付き合いが長く特別な思いがあるからこその、特別な感情もあった。高校までずっとチームメート。プロ入り後は巨人、阪神で伝統の一戦を盛り上げてきた。
「一緒にやってきて、やりづらい感情もあったし、打ってやろうという感情もあった」とプロでの思い出を振り返った。
昨年末まで待っていたが、オファーがなく引退を決意した。盟友には「自分の分まで」と体力が続く限り現役を続けてほしいと願っていた。