銀次、打率・389バース超えを宣言
楽天・銀次内野手が10日、沖縄県宜野湾市立野球場で、嶋、枡田らと自主トレを公開し、バース超えを宣言した。メジャー移籍を目指す田中の退団が決定的な状況。マー君が昨年稼いだ24勝の穴は、打ちまくって埋める。
かつての阪神の主砲だったバースは、1986年にプロ野球史上最高打率・389を樹立。銀次は「それを超えたい」と誓った。昨年は夏場にリーグトップに立つなど、首位打者争いも展開。最終的にリーグ4位となる打率・317で、リーグ優勝、日本一に大きく貢献した。
田中がひとりで稼いだ貯金24。今年はそれをどう埋めるかがカギとなる。チームリーダーの嶋が「全員で24勝分をどうにかするしかない。走塁、打つ方、守る方。みんながカバーしないと」と語るように、個々のレベルアップが大前提となる。
そのために、楽天のヒットマンが志すのは、プロ野球記録を塗り替えての首位打者。「どうやれば率を残せるのかもわかった。ストライクを打つ。ボールは打たない」と、選球眼のレベルアップに自信をのぞかせた。
この日はランニング、ウエート、ノックなどで約4時間、汗を流した。バースのハードルは高いが、田中の残した数字も天文学的だ。連覇のために、銀次も前人未到の数字に挑んでいく。