巨人、松井氏に監督要請していた

 巨人・白石興二郎オーナー(67)が16日、10日に都内の読売新聞東京本社新社屋で松井秀喜氏(39)と面談したことを明かした。渡辺恒雄球団会長(87)と長嶋茂雄終身名誉監督(77)も同席した会談で、松井氏に将来の監督就任を要請した形だ。ゴジラの今後の動向がさらに注目を集めそうだ。

 異例のラブコールだった。スタッフミーティングに出席した白石オーナーが、10日に読売新聞東京本社新社屋で渡辺球団会長も同席した上で長嶋氏、松井氏と会談したことを明かした。

 新年のあいさつではあったが、面談は松井氏の今後の去就という突っ込んだ話になった。その中身について同オーナーは「巨人は両手を開いて待っているよと。ということは私からも渡辺(球団会長)からも言っておきました」と明かした。

 昨年、共に国民栄誉賞を受賞した恩師・長嶋氏も見守る中で、松井氏に将来の監督就任を直接要請した形だ。白石オーナーはあらためて「ゆくゆくは監督として巨人軍を率いてくれることを切望している。そういう気持ちに変化はありません」と強調した。

 巨人軍は本気だった。もともと松井氏を次期監督の最有力候補としてきた。昨年1月には渡辺球団会長が「原君は、まだ(監督を)やるけどその後は松井君が最適だよね」とポスト原に指名。5月にも同会長は松井氏にコーチ就任を打診したことを示唆した。将来の松井監督誕生は、まさに巨人軍の悲願だ。

 その準備は着々と進めている。松井氏は2月の宮崎春季キャンプで臨時コーチを務めるが、白石オーナーは「彼の得た体験を若い選手に伝えてもらえると思ってます」と期待した。

 まさに球団の総意で熱いラブコールを送られた松井氏。宮崎のキャンプ地にも帰ってくるだけに、今後の動向から目が離せない。

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