逆境ナインだ!海南27年ぶりセンバツ

 第86回選抜高校野球大会(3月21日から12日間、甲子園)の出場校選考委員会が24日、大阪市内で行われ、一般枠29と21世紀枠3の計32校が発表された。

 統合した大成の出場を含め、27年ぶり17回目のセンバツ出場となる海南(和歌山)。「甲子園で1勝したい」。エースの岡本真幸(2年)も主将の矢須健介捕手(2年)も、思いは同じだった。

 グラウンドはサッカー部や陸上部と共用。外野ノックの際には、ノッカーがグラウンド外まで出て、高さ約10メートルのネット越しにフライを打ち上げる。もちろん、十分な効果は得られない。秋季近畿大会の履正社戦は、外野フライの目測を誤ったことで決勝点を許し、1‐2で惜敗した。それでも森本直寿監督(53)は「与えられた条件でやるのが方針」と泣き言は言わない。

 戦後30年近くフィリピン・ルバング島に潜み、16日に91歳で死去した小野田寛郎さんはOB。厳しい環境を生き抜いた先輩ゆずりの強い精神で、甲子園に旋風を起こす。

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