中畑監督、鶴岡ボロクソ!後継者手応え
DeNAの中畑清監督(60)が、26日、新潟市内でトークショーを行い、FAの人的補償で阪神に移籍した鶴岡一成捕手(36)について言及。「穴と考えていない。チャンスと考える」と訴えた。
小雪の降る新潟で、300人のファンを前に熱弁を振るう。「鶴岡は阪神が取ってくれました。みんな心配していると思うけど…」と切り出した。
「投手陣をまとめてくれて、精神的に安定させてくれた。打撃もブレークした」
まずは称賛の言葉。しかし、ここから一気の手のひら返しだ。
「キャッチャーは守備力。彼がどれだけパスボールをしたか、知ってますか?ほとんどピッチャーのせいにしていましたけど」
投手陣をもり立てた点、打撃面は評価したが、最も重要な守備に関しては酷評だった。
自信の口ぶりは、後継者の育成に手応えがあるから。「黒羽根は成長を見せている。半歩遅れて高城」と現有戦力の底上げを明言。さらに「新人の嶺井(亜大)はアマNo.1の評価。オープン戦が楽しみだよ」と絶賛する。
高校、大学と日本一を経験しているのが嶺井。「勝ち運を持っている選手は大事。黒羽根は負け運しかなかった。それが変わってきている。若い選手がレギュラーを取るチャンス。サバイバルだな」。笑いを誘いながら、正捕手流出を気にもとめていなかった。