ＤｅＮＡの中畑清監督（６０）が鬼ノック実現へ、アピールする。３１日、春季キャンプが行われる沖縄県宜野湾市入り。「オレのノックはメニューに入っていない。アピールしなきゃいけない部分があるかも」と訴えた。

　オフの間に歯のインプラント治療を施し、頸椎（けいつい）ヘルニア手術を受けた。体調万全でキャンプインしたのも、ノックをするためだった。だが、高田ＧＭ、トレーナー陣に「選手がケガする危険性がある」と反対されていた。

　降り立った那覇空港で歓迎式典が行われ、１５０人のファンが訪れた。「１年目は活気があったけど、きょうは期待感があった。勝てるんじゃないかっていう雰囲気を感じたよ」。周囲からも手応えを感じての３年目のキャンプ地入りだ。

　そのためにも、反対されても自らのノックで選手を鍛え上げる気持ちは変わらない。「オレも自主トレだ。準備期間をもらって、やっていく。選手からもフロントからも文句を言われないようにね」。ポジションを争う選手同様に、猛アピールする。