燕・小川“メジャー球”で開幕投手狙う
「ヤクルト春季キャンプ」(3日、浦添)
昨年の新人王ヤクルト・小川泰弘投手(23)は、2つの『メジャー球』で開幕投手を狙う。3日は中1日で2度目のブルペンに入り、全7球種で65球投げた。2球ずつ投げたカットボールはレンジャーズ・ダルビッシュから、スプリットはレッドソックス・上原から、ともにこのオフに教わった。「まだまだだけど、いい球もあった。この感じで練習していきたい」と、手応えを語った。
ダルビッシュとは東京都内のジムで出会った。上原とは共通の知人の紹介で1月に知り合い、合同自主トレを行った仲。スプリットは、昨年までのフォークの握りを浅くしたもので、受けた鮫島ブルペン捕手は「どちらも去年より球速が上がっている。ストレートに近いところから小さく曲げたいという意識を感じた」と進化に舌を巻いた。