松井氏がG最強“スカウト”に就任も
巨人の春季キャンプで臨時コーチを務めているOBの松井秀喜氏(39)が、新外国人獲得の際に“スカウト”を務める可能性があることが5日、分かった。米大リーグ・ヤンキースなどでプレーした松井氏はメジャーの知識が豊富で人脈もあり、球団は意見を求める考え。臨時コーチとしてだけではなく、戦力補強面でもフル稼働しそうだ。
これ以上の人材はいない。
松井氏は03年から7年間、米大リーグ・ヤンキースでプレー。その後もエンゼルス、アスレチックス、レイズに在籍した。今月は巨人で臨時コーチを務めた後、米国フロリダ州タンパのヤンキースのキャンプ地を訪問する予定で、ヤ軍とのパイプも当然ある。
球団としては今後、新たに助っ人を獲得する際に松井氏に相談し、意見を求める意向だ。球団関係者は「情報をいただきたいです。『どうですか?』というような話はします」と明かした。“スカウト”を務める可能性もある。
近年ではセットアッパーのマシソンや中軸を打つロペスなど、外国人選手の成功例は多い。球団では新外国人獲得の際、その性格も徹底的に調べている。それに加えて松井氏の情報があれば、さらに“成功”の確率は上がる。
松井氏は、キャンプ第1クールでは打撃投手として“4連投”するなど、精力的に指導している。これもお世話になった巨人に恩返しをしたいから。球団から要請があれば協力は惜しまないだろう。
1月10日には渡辺恒雄球団会長、白石興二郎オーナーと面談し将来の監督就任を要請された。常勝軍団づくりを目指す巨人だが、ゴジラへの期待はとてつもなく大きい。