“佑翔リレー”実現、大谷4回0封
「練習試合、DeNA2─4日本ハム」(15日、宜野湾)
2年目の進化を見せつけた。大谷が対外試合に初登板し、4回を2安打無失点。最速151キロの直球を軸にDeNA打線を寄せつけず「次につながるピッチングができました」と、うなずいた。
圧巻は3イニング目の四回だ。2死走者なしで打席にはブランコ。直球を軸に追い込み、外角低めのボールゾーンに沈むスライダーで空振り三振。球界屈指の大砲を圧倒し「思い通り。曲がりが良かった」と、してやったりの笑みを浮かべた。
先発の斎藤佑からバトンを受け、初の“佑翔リレー”が実現した。大谷は「2人でいい流れをつくれるように」と、二回からマウンドへ。斎藤佑がつくったリズムを崩すことなく、しっかりと無失点、4奪三振でつないだ。
試合前の調子は最悪だったという。昨年はそのまま崩れるパターンが多かったが、今年は修正能力が上昇。栗山監督が「あれだけブルペンで悪いなか、修正したのは良かった」と話せば、視察した侍ジャパンの小久保監督も「去年より制球が良くなっている」と評価した。
開幕ローテ入りへ、着実に一歩前進。19歳は「ストライク先行でリズム良くいくのが課題です」と、次の登板を見据えた。