仙さん投手陣バッサリ!「生活かけな」
「練習試合、阪神15‐6楽天」(19日、宜野座)
楽天・星野仙一監督(67)が乱調だった投手陣に怒りをあらわにした。連覇を目指す今季、先発投手陣の整備ができなくては、状況は一気に厳しくなる。
壮絶に打たれた。五回の1イニングで11安打12失点。永井は「今日は話すことがありません」とだけ語り、厳しい表情でバスに乗り込んだ。今季初実戦となったメジャー9勝の先発・ブラックリーも2回2失点。星野監督は「生活かけなアカンで。もうチャンスないよ」と投手陣をぶった切った。
24勝無敗の大エース、田中が抜けた穴。先発投手候補は則本、美馬、辛島、塩見、森、松井裕と枚数は多く見えるが、1軍未経験の森と松井裕が未知数なことを考えれば、この日投げた2投手の奮起は不可欠な現状だ。
久米島キャンプ終了時、指揮官は「8割方、満足していない」と、投手陣の完成度について厳しい評価を下した。古巣を相手にしての大敗劇。まさにその不満が、結果に表れた形となった。