八戸学院光星・北條、兄超え全国制覇だ
「センバツ甲子園練習」(17日、甲子園)
八戸学院光星(青森)は、阪神・北條史也内野手(19)の弟・裕之内野手(3年)が初めての聖地の感触を確かめた。
相手にも偉大な兄にも負けるわけにはいかない。初めて甲子園の土を踏んだ北條は「いつも通りにやれば大丈夫だと思う」と力強く言った。
1番打者ながら、昨秋公式戦ではチームトップの3本塁打、13打点を挙げ、東北Vに大きく貢献した。タイプ的には中距離打者だが、打撃フォームは12年夏の甲子園で4本塁打した兄にそっくり。掛布DCに指導を受けて打撃改造に取り組んでいる兄の動画を見て、自身もヒザの使い方を参考にしている。
センバツ出場決定後は、史也からメールで激励された。昨秋までの遊撃ではなく、この日の練習では三塁に入った北條。「アニキは目標でありライバルなので超えたい」と、兄が成し遂げられなかった全国制覇を宣言した。