仙さん3年ぶり天敵撃破で「久しぶり」
「楽天6‐3ソフトバンク」(4日、コボスタ)
この1勝は大きい。星野楽天が相手エース、摂津から2011年8月21日以来、3年ぶりの勝利。9連敗していた天敵をやっつけ、星野監督は「久しぶりだな。何年ぶりだ」と苦笑いを浮かべた。
四回の集中攻撃が全てだった。先頭の銀次が左前打で出塁すると、ジョーンズ、ユーキリスのメジャーコンビがそれぞれ四球で無死満塁。「あれが大きかった」と指揮官も語る無言の威圧感で、大チャンスを生んだ。
そこから後藤、松井稼のベテラン陣の連打で3点。さらに聖沢の犠飛で加点した。
開幕から3連勝のち3連敗で臨んだ一戦。指揮官は「今日からが開幕」と気持ちを新たにして臨み、強敵に先勝した。
明るい材料はまだある。西田、小関の若手が好結果。途中出場の西田は八回無死から右翼線に二塁打を放ち、貴重な追加点のホームを踏んだ。小関は無安打だったが、初めてのスタメンマスクでフル出場。「西田のは効いたね。小関は十分、守れる」。4試合目で本拠地初勝利。収穫のある1日だった。