杉内今季ワースト5失点…原G3位転落

 「広島7‐3巨人」(25日、マツダ)

 首位攻防の初戦を任された巨人・杉内が沈んだ。5回0/3で、今季ワーストの5失点KO。「先頭をあれだけ出塁させてしまっては…。スライダーが曲がらなかった」と険しい表情でバスに乗り込んだ。

 初回、五回は先頭の堂林にいずれもストレートの四球を出しての失点。三回の2失点はその堂林に左越え二塁打を浴びたのがきっかけとなった。川口投手総合コーチは「あんなんじゃあ、試合を任せられないよ」と語気を強めた。

 苦手を克服できなかった。昨季、広島には3試合登板で0勝2敗。防御率7・27と打ち込まれた。「無駄な四球をなくす」と意気込んでマウンドに上がったが、その四球が命取りとなった。

 首位広島とのゲーム差は「3」に広がり、再び3位に転落した。原監督は「6イニング(途中まで)マウンドにいて、0(点)が2イニング。リズムが出てこないよね」と苦言。左腕の“コイ患い”が気になるところだ。

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