故障者G獄…首痛め阿部も途中交代
「巨人4‐2ヤクルト」(1日、東京ド)
勝っても素直に喜べる状況ではなかった。巨人の主力選手が、続々と故障でベンチに退く緊急事態となった。
まずは4番のアンダーソンが、四回の守備から途中交代。試合前の練習中に両足に張りを感じていたという。「蓄積された張り。(原監督から)『シーズン長いからやめておこう』と言われた」と話した。
阿部もアクシデントに見舞われた。七回、西村の投球を捕球後に首を痛めた。苦悶(くもん)の表情を浮かべ、そのままベンチに退いた。「むち打ちみたいになっている。あさって(3日の試合に)出られるように治療して」。阿部は3月にも首の張りを訴えており、心配なところだ。
故障した主力について原監督は「今日に関してはあした(以降)のため。長いペナントレース、あえて出場を避けた」と説明。阿部については「無理すればいけたんでしょうけど」と大事を取ったことを強調した。3日からの9連戦も配慮して“休養”させる狙いもあった。
だが、この日は坂本も首の張りでスタメンから外れた。4番と正捕手、正遊撃手という中心選手の状態が万全ではない、となると…。不安を露呈してしまった。