ハム20歳上沢5勝目!金子に投げ勝った
「オリックス0‐5日本ハム」(9日、ほっと)
今ではもっとも頼りになる20歳のローテ投手だ。日本ハム・上沢が粘りの投球で7回1/3を無失点。リーグ2位タイの5勝目を挙げた。チームの連敗を3で止めた右腕は「なんとか粘ることができました。カード初戦を勝ててよかったです」と笑顔だった。
1週間前の対戦で勝利した球界のエース・金子相手に、また投げ勝った。序盤は毎回走者を背負いながらも、得点を許さない。四回は先頭の糸井に中越え三塁打を浴びたが、T‐岡田、ペーニャ、鉄平を3連続三振。雄たけびを上げた。「1点も与えないと気合を入れて投げました」と胸を張った。
3年目の今季は、プロ初登板から3連勝するなど一気にブレーク。今やチームの勝ち頭だ。187センチの長身から角度のあるボールを投げ込む。1年目は体づくりに励み、2年目は2軍で1年、ローテで投げ続けた。計画的な育成で素質が開花。栗山監督は「金子相手によく我慢してくれた。よく投げた」と、新鋭を手放しで褒めた。